イベント名「Intersection_2062」の由来


今回は、イベント名「Intersection_2062」の由来についてお話します。

1.原点は『Intersection by Sho Okada』と『Future Crossing』

“Intersection”とは、日本語で「交差点」を意味する英単語 です。
電音部で「Intersection」といえば、『Intersection by Sho Okada』。『電音部 1st LIVE -Make Waves-』用に岡田祥さんが制作したインスト曲です。1st LIVEのオープニングに流れた曲であり、 「電音部とは何か」 を端的に表した曲だと言えるでしょう。我々はそのタイトルとして名付けられた 「Intersection」 という単語を、電音部という物語を表象する重要なワードであると解釈しました。

『Future Crossing Vol.0 アキバ編』 2021年に発売された電音部の公式ムック本には、 『Future Crossing Vol.0 アキバ編』 というタイトルがつけられていました。
「Crossing」は「Intersection」と同じく、「交差点」を意味する単語。直訳すると、 「未来の交差点」 です。
実は、初期案としてこの「Future Crossing」をもじるというのがありました。ただ、意味はそのままに少し捻って、 「Intersection_2062」に決定 。ほかの電音部ファンイベントとの差別化もでき、良いタイトルなのではと思っています。

2.なぜ「交差点」は電音部のキーワードなのか ――Intersection_2062主催なりの解釈――

それでは、なぜ電音部は「交差点」をキーワードとしているのでしょうか。それは、初期から言われ続けているテーマ 「音楽遭遇」「DJ」という行為の特性 に基づくものであると考えます。

『ぺトリコールを渡って』 で海月が零奈に出会うように、交差点は人と人が“遭遇”する場所です。「遭遇」といえば、 電音部が初期から掲げているテーマ「音楽に遭遇しよう」
キャラクターコンテンツをきっかけに新しい音楽に出会うこと、物語を通して音楽を深く感じること、それが電音部の目的であり、魅力であると考えます。

DJは、曲と曲を重ねて——「交差させて」、自分の世界観を表現したり、心地よい空間をつくったりする行為です。観衆は、楽曲が切り替わるたびに音楽の交差点に立っているといえます。

楽曲をつなぐとき、DJは交わる2曲のBPMやキーを合わせます。
電音部における交差点は、ただ遭遇するだけでなく、 理解し合い、分かち合う場所の象徴 なのではないでしょうか。『ぺトリコールを渡って』のアンサーソングである『going…』で、信号が青になるように。

Intersection_2062が、みなさまにとっての交差点となれますように。そんな思いでお待ちしております。